都知事選の候補者が次々に名乗りを上げては消えていき、
政党の思惑と候補者との醜い確執を残したまま、結果、
知名度に頼ったポピュリズムで、ろくでもないメンツが
残ったようだ。
またしても民進党と共産党が組んで立てた統一候補は
鳥越俊太郎だが、動機が「憲法改正の流れを阻止する」
ためなのだからあきれ果てる。
都知事は都民の暮らしを守ればいいのであって、憲法改正
なんか何も関係がない。動機が不純すぎる。
野党連合はシールズで若者を騙せると期待して、当の若者
から無視され、今度は鳥越で主婦層を騙せるとでも企んだ
のか?
民進党のポピュリズムへの堕しかたは尋常ではない。
鳥越は都政には完全に無知で、抽象的な主張ばかりに終始
しているが、そもそも癌を抱えた老人が、関東大震災の
ような非常時に、不眠不休で、都民を救出する体力がありも
しないだろう。
小池百合子は都議会の冒頭解散などというあり得ない公約を
掲げて、無意味に税金の無駄づかいをしたがるくせに、
舛添問題の第三者委員会設置などと、未だにセコイ金遣いを
糾弾する不寛容な暴徒の先頭に立つポピュリズムを公約に
掲げている。
増田寛也は岩手県知事時代に公債を6千億円から1兆2千億円
に倍増させて、ハコモノ行政に失敗し、トンヅラした人物だ。
知事だったから行政手腕があるというのは大嘘である。
今のところ、わしが投票するなら宇都宮健児を選ぶ。
宇都宮が共産党と手を切ったのならそれは喜ばしいことだ。
全候補者の中で、宇都宮が最も東京のことを熟知している。
野党の馬鹿どもは宇都宮を裏切ってくれて、ありがたいことだ。
オウム真理教との裁判闘争で先頭に立ってくれた礼を、やっと
返すことが出来そうだ。